洗濯しても臭いタオルや服の対策~その1・皮脂汚れ~
2016/06/30
いくら洗濯しても生乾きの臭いが取れない理由
服に付着した皮脂が酸化したことによる臭いや、タオルや服を濡れた状態で放置したことにより細菌が増殖することが原因です。
いくら洗濯しても臭いの原因物質となるこれらを完全に除去しない限り、すぐに生乾きの臭いが復活してしまいます。
皮脂汚れの落とし方
人体は酸性の物質でできており、その人体から分泌される汗や皮脂も当然酸性です。
酸性の物質はアルカリ性の物質で中和することができますので、皮脂や汗による汚れはアルカリ性洗剤を使うとよく落とすことができます。
通常市販されている洗剤は中性か弱アルカリ性のどちらかです。(裏面を見れば書いてあります。
当然、中性の洗剤よりも弱アルカリ性洗剤のほうがこれらの汚れをよく落とすことができるので、弱アルカリ性洗剤を小さめのバケツなどに少し濃い目に溶かし、30分くらいシャツやタオルを漬け置きし、その後普通に洗濯機に入れて洗うことで皮脂や汗の汚れを綺麗に落とすことができます。
※「弱」アルカリ性とはいえ、動物由来の生地に対してダメージを与えてしまうことには変わりがないので、ウール、絹、カシミアなどの動物由来の生地に対してはアルカリ性洗剤は使わないようにして下さい。
また、麻、綿や化学繊維は基本的にはアルカリに対して強いので使用に問題はないのですが、化学繊維には、ごく一部アルカリ性に弱いものもあるため、洗濯前に注意書きをよく読むようにして下さい。
この方法で、洗濯しても落ちなかった生乾きの臭いは解消されましたか?
このように洗濯しても臭いがとれない場合は、恐らく布の内部で細菌が大量に繁殖してしまっているため、殺菌をする必要があります。